下ネタなんで、以下隠してみる。
その昔、偉い人が「男がエロ画像を蒐集するのはリスが木の実を貯め込む行為に等しい」と言ったとか言わないとかよく知らないんですが、携帯からエロ画像を探す際、実に重宝していたサイトが2つばかり死亡した。

http://mobile.gazo-ch.net/
http://gamushara.net

後者は変換ブラウザを経由して無理やり読み込んでいた訳ですが、まぁ掲示板という体を成している以上、モロを貼る馬鹿も児ポを貼る糞も沸いてくる。

モロ・ロリ・グロ(死体画像みたいなの)を、アップロードされるデータ上で判別して弾く仕組みがありゃあ良いのだけども、じゃあスジの上に縦線一本引いた画像はモロじゃないだろ。毛はグロじゃねーよ体毛だよ毛髪と同じだよ生えてる部位だけで差別すんなだから弾くなボケ、となって始末に負えない。
元よりそんな仕組みを作るのが不可能に近いんであって、無いものをねだって夢見ても仕方ないのだが。
仮に天才プログラマーが降臨して上記システムを構築出来得たとしても、やはりアイコラには対処し切れんだろうし。
ともかく、事の発端が発端だけにこの流れは止まらないだろう。知らないだけで他にももっといっぱい画像掲示板が閉鎖しているのかも知れない。
結果、我が携帯電話の「画像」ブックマークはすでに残すところあと3サイトしかない。
そのうちの一つは○○○万ヒット記念祭り!とかいって常連貼り師がモロ画像貼り付けてるんです。もうね、アホかと。空気嫁と。

画像掲示板を見ない人にとっては「いくら巨大掲示板とはいえ、チェックできないほどの量の画像がアップされるハズがない」と思われるかも知れないが、あるんである。これが。
出所として

  • 媒体の宣材写真(無断転用→違法)
  • 写真集からの転載,動画のキャプチャー(違法)
  • 流出写メ,自撮り(被写体の肖像権を絡めると限りなくグレー)

と大まかに分けてこんなもんなんだろうけども、数年に渡って画像掲示板を定期的にウロウロしている程度では、まったく同じ画像に出会うことがほとんど無い。エロ画像は日々どこかで、ものすごい勢いで量産され続けているのである。
加えて、国内中のCドライブにはまだ誰も見たことのない画像が大量に備蓄されている、と考えて差し支えない。
ウィニーなどによる羽目鳥画像流出事件が尽きない辺り、備蓄資源の底深さが伺いしれる。

斯様に、エロはつきることなく日夜拡大生産されていく。
動画よりも簡便であるとはいえ、画像供給をするには撮影環境確保・素材確保などに少なからず原価が発生しているはずであり、それらを徒に無償・無報酬にて提供し続けている酔狂な人が居る、と考えるには無理がある。
画像を垂れ流すことによって、提供者がなにがしかの利潤を手にする仕組みがあるハズである。

  1. AV女優の画像放流→うはwwwカワイイんじゃね?→レンタル店へgo!
  2. 風俗嬢の画像を所属店名とともに放流→うはwwwカワイイんじゃね?→店舗へgo!
  3. 素人女性の画像放流→掲示板で「ネ申!いわゆるGOD!!!!」と持て囃される→よっし、いっちょ俺も!!→出会い系へgo!
  4. スッチー盗撮画像流出→掲示板で「ネ申!いわゆるGOD!!!!」と持て囃される→よっし、いっちょ俺も!!→国際線へgo!

(4)の流れは無いにしても、(1)(2)(3)の流れを意図して画像放流するならば、それなりに成果は得られるように思う。
バナー提供先減少に伴うエロサイトのアクセス数減、というのも深刻なのかもしれない。

しかしエロ画像がもたらすアクセスを、ネット上でリアルマネーに転換しようとするとどうしても「振込先」が必要になり、フィッシング詐欺などの非合法な手段を除いては「出会い系」「画像閲覧の有料会員」という手法に頼らざるを得ない。

こういった「エロに群がる黒い闇」を撲滅する手段として、司直のメスが介入しているんなら今後も摘発の手がゆるむとは考えにくい。むしろも加速するんだと思う。
しかし「エロ」を取締まることによって国民生活が豊かになった事実は古今、例がない。
画像掲示板というエロの源泉を封鎖された人々は、その足を風俗産業に向けたり巡回していた時間を有意義に使い、国内総生産の値を上昇させたりするだろうか。

「静止画がないなら動画でヌけばいいじゃない」とはマリー=アントワネットの言葉であるが、慧眼である。
簡便な手段でエロを取得していた手は、童貞度、もとい同程度の労力で取得できるエロに向かう。
行き着く先はネットトラフィック圧迫を経由しての、全回線従量課金制度である。皆さんは隣家の引きこもり君がひたすら乳首を見たがったが為に、区役所の終業時間を金掛けて調べなきゃならんのである。


やっぱPC要らねーわ、マジで。