『かえるぴぐざむ事変』における自分なりの総括として

http://blog.livedoor.jp/fwif9175/archives/50608054.html
http://plaza.rakuten.co.jp/vtakupapav/diary/200609180000/20060918112653

更新停止、というフレーズにふと昔に心酔していたサイトの事を思い出した。久しぶりに覗いてみたら、脂肪肝・高コレステロール高血糖三冠王を獲得してらっしゃる模様。脂だらけの刃身では鉄も斬れまいに、とか思ったりしたんですが、ここらで本題に。
この世に「blog」というものが一世を風靡するまでは、web上での読み物といえばhtmlやらcssで構成された「テキストサイト」というものがメインでした。テキストではないが画像をメインコンテンツにしたものや、midiを扱っていた所も数多くあったり。ナローバンドがまだ多数を占めていた時代であったので、mpgやらswfなどの動画をメインにしていたサイトはそう多くなかったと記憶しております。
当時は著作権云々に対する認識が甘かった時代でもあり、今ではそういった「著作物」を売り物にしたサイトは随分減ってしまいました。その後にニュースサイトが幅を利かせ、サードステージとしてのblogが隆盛を極めるまでに至っておるワケですが、その全て
において共有されていた悩みが、先に挙げた2つのリンク先での論議かますびしい【サイト閉鎖or更新停止】なんであります。

『良質のコンテンツを無料で配信していたサイトが無くなると困る』『いままで通りに有意な情報を引き続き、半永久的に供給してくれ』と、こう書くと身も蓋も無い意見になってしまうんだけども、今回のケースに当て嵌めていうのならば『私はクレナイ氏が書くもの「だけ」を楽しみにしてきた。それが失われてしまうのは非常に辛いので思い直して欲しい』と。括弧内は敢えて今回の主張を解りやすくするために付け足してみたんですが。
ちなみに、ワシなりに今回の問題が直面している問題点を以下に集約してみる。

  • このままではクレナイ氏引責・更新停止に伴う苦情が蛙氏のサイトに殺到しかねない
  • クレナイ氏の後継者として名乗りを挙げるblogが現時点では皆無である

以上2点。まず1番目については、クレナイ氏がエントリ中で

そして本当は今までいやな思いをさせてきた対戦者たちに、謝罪の気持と恩返しが出来るよう、偉そうな態度を決して取ることなくGCB界に貢献させます。一時は一世を風靡した男ですから抹殺してしまうのは実に勿体無い。再生の道を探らせます。そして彼のGCB能力を生かしたデッキ検証やカスタム検証などもいずれ記事するよう指示してあります。

と明記してあるにも拘わらず、クレナイ氏blog購読者の大半はクレナイ氏blogの存続を訴えかけているという部分。この引用した部分を読み飛ばしているのか、それともカエル氏ではクレナイ氏の後継者としては不足だ、と捉えているのかは明確ではないんですが少なくとも現状のコメント欄を見る限りでは「カエル氏が後継者では物足りない」という判断なんでしょうな。
なので、現状のままクレナイ氏がblogを閉鎖すれば今度はカエル氏のblogに非難が殺到し、真にクレナイ氏が望む「カエル氏更正」の目的が阻害されかねない。どこかの時点で、きっちりとした形でカエル氏への禅譲なりを明言しないといけないんではないか?と思った。
仮にクレナイ氏が「クレナイblog閉鎖の責任までを含めたマイナスからのスタートで、自身の名誉を回復せよ」と言うんであれば、それはあまりにも酷なんでしょうな。クレナイ氏が今までやってきたGCBへの貢献、というものを自分自身で軽視しすぎていると言わざるを得ない。
師弟愛があるならば、最後の詰めをもう少し丁寧にやってあげてもいいんじゃないだろうか。
次に、後継サイトとして名乗りを挙げる気概のあるblogが無い、という点ですが、これはワシのアンテナが低いせいで目にしていないだけかもしれないし、内心燃えるものを持って更新に励んでらっしゃるblogがあるかもしれない。この部分については、この場で先に謝罪しておきます。
あれば、だけども。
しかし、先述で引き合いにだした「テキストサイト界」でありますが、そこでも今回同様の事件・問題はあったワケで、煽りを食って閉鎖したサイト・自主的に更新を停止したサイトは枚挙に暇がない。
しかし、テキストサイトを取り巻く環境は廃ることが無かった。何故か?
ここら辺りに興味のあるかたはここらへんをご参照願いたい。
ワシなりに言えば「次に連なるサイトが必ず現れた」という事。言い換えれば、既存のカリスマを凌駕するようなキャラクターを産み出せない世界は、すでに荒廃の下り坂にさしかかっている。これは、ワシ自身がモバゲー「三国
志」
で痛切に感じた事を元にしております。
実際ワシ的視点からでは、こういっては非常に無礼な表現ではあるのだけども、クレナイ氏のblogよりも更新が楽しみにしているblogがRSSリーダーに格納されているだけでも、10件は下らない。そういったサイトを探さずに「クレナイさん!!更新停止は困ります!!!!!」では、芸がないのではないだろうか。もし、クレナイ氏blogを超える自分好みのサイトにまだ出会えていない、という方がいらっしゃるのであれば、ほんの一部ではありますが以下のサイトをお薦めさせていただきたい。

http://blogs.yahoo.co.jp/lastmegabass
http://sho-tyabiwo0079.seesaa.net
ガンダム おじさんビルダー汗顔記
http://teramatigcb.seesaa.net
疾風の世界
以上、順不同。リンクされて迷惑だ、とおっしゃる方はコメント欄にて申告いただければ外します。
無論この他にも魅力的なblogは綺羅星の如くある。

最後に声を大にして言いたいのは「辞める、と発言した人の意志を少しは尊重してやれんのかお前等は。無いと困る、という発言は更新を続けるその他のサイトに対しての侮辱とも取れかねないんだぞ?」という点である。賛否あれど、更新を続けるか否かは管理人の一存でしかない。これこそ外野がどうこう言う必要のない話である。以上、思考の一助になれば幸いである。
理想としては、クレナイ氏は雑記程度の文章を不定期に挙げて行くのも良いのでは無いかと思う。冒頭で述べたように、自分がかつて愛して止まなかったサイトが今もなお、トクトクと鳴る心音のごとくひっそりと息づいているのを見るのは、この上ない僥倖なんである。

一応、このエントリをもってGCB界隈への言及はひとまず筆を擱きたい。
今宵は此処まで。