たまには思った事も書こう

知る事の有意義性とか、知る事によって得る物ばかりでなく失う事も多々ある事に気づかない人が多い。
ただ矢鱈滅多と知識を詰め込んで差し上げるのが新人教育なのだよ、とワシの上司は宣うんですが実はそうじゃ無いだろ?って話を先日しつこくしてみたら、嫌がられた(笑。


材料を与えるのは先達であるワシらのお仕事かも知れませんが、それを組み立てるのはワシらの仕事じゃない。
むしろ組み立て易い材料を与えて『組み立て方』のお勉強をさせた方が早いだろ、っつうのに上司はヤル気マンマンで『ビックリするほど即戦力!ビックリするほど即戦力!』って連呼しながらマニアックな材料ばかり与えて組み立てさせようとする。
そんな、松坂やら和田みたいなのがそうゴロゴロしてるわきゃねぇだろっての。普通なら消化不良起こすよ。

で、ワシらの仕事は一向に楽にならざり。
じっと手を見る。
臭せぇ。

つか、材料を組み立てる為の意欲を掻き立てる為に、まずはモチベーションを上げる事を重視してカリキュラムを組んでやる。
その気になれば仕事の事を考える時間は日に24時間あるワケで、そこで伸びなきゃ後は『判断』するだけでしょ。『これはこうなんです、これはこうやるんです、この場面ではこう考えるんです』ってのを肌で感じ取ってもらわないとこの仕事は難しい。思考方法の押しつけでは応用が利かないでしょ。
それを『ビックリするほど即戦力なのにこんな出来じゃイカン!やり直ぉし!!』じゃぁ伸びねぇって、絶対。

まぁテンパったら助け船出せるだけの手材料は揃えてあるので、当面は生温かい目で見守りつつスルー。
がんばり過ぎんのも善し悪しだから、さっさと悲鳴上げた方が身の為だよ、と。