オーストラリア行ってきましたよ、の記(前編)

うひゃぁ、多忙にかまけて更新サボってたら廃墟になってる(汗。
写真をバシャバシャ撮ったんですが、未整理に付き後編に託すという事で一つ。しかし後編が明日にupされるとは限らない。これぞ尉遅クオリティ。

日程としては水曜の夜中にフライト、日曜の夜に帰国というドタバタブッキング。結局、暇を見つけて行こうと思ってたエアーズロックは行けず仕舞いでしたが、グリーン島上陸作戦だけは何とか遂行。
以下、想った事を幾つか。

グリーン島

島は小振りだけども、丸一日宿泊するつもりで予定立てれば良かったと後悔。
景色は、写真ド素人のワシがどこを切り抜いても絵になるという塩梅。是非キシリア様にも見て貰いたい。あれはいい物だ。
して、海岸は全女子の両乳ぶらり…いや、両手ぶらりのノーガード殺法。右から左まで、ズズズイィっとエロガンス。普段は胸元はおろか、鎖骨すら隠す大和撫子たちもここぞとばかりに胸元解放、確率変動!!oh!フィーバースタートォゥッハ!!!!!
…と。調子に乗りすぎましたが、この光景はマジ凄い。その谷間に触るのは罪になるだろうから、せめて神業の指先でもって着衣にも肌にも一切触れることなくその谷間に指を光速で抜き差し出来んだろうか、とか訳の解らんことを考えたワシが居る。

しかしここで諸兄に残念なお知らせ。
嫁のマン・ツー・マンディフェンスに屈して、写真撮ってません(爆。

グリーン島にて

クルーザーの後方に人影があった。その身の丈、六尺はあろうか。
船の艫(とも)から、これより向かう島の岸壁を睨んでいる。
やがて船は速度を増し、その舳先は幾度と無く波頭を打ち砕く。その度に船は大きく傾ぎ、甲板に飛沫を撒き散らす。その飛沫は数度男を濡らすがしかし、男は微動だにしない。

どのくらいの時間が過ぎたのだろうか。
眼前にはいつしか小さな島の波止場が映る。
その時初めて、男は呻くように口を開いた。




『気持ち悪いぃぃぃ…オエッ。』

そう。ワシ、船酔いがエグいんです。
嫁のたっての希望で組み込んだパラセーリングで1回、ケアンズ⇔グリーン島で2回、グラスボート(船底から海中が見える船)で1回。
合計4回船に揺られて吐いたのが1回。
都合4打数1安打ならまずまずではなかろうか。新庄の打率ぐらいだし。
つか、最近ではあれほど弱かったアルコールを飲んでも吐かなくなったワシが呆気なく轟沈するとは船舶恐るべし。
正直にワシが船酔いエグいんです、と告白すれば嫁は気を遣ってパラセーリングを諦めるだろうから、ココは男の名誉に掛けて黙っていたんです
な。しかしその気概も、パラセーリングの揺れやら高度やらの前には等しく無力であった事をここに付記させて頂きます。公衆の面前で反吐を吐く、これまさしく玉砕と言えますな。南無。


街並み

これは実にすばらしかった。


緑の深さだ彩りだ何だと言われても、色盲のワシには知ったこっちゃ無い。しかし日本国内の小癪な作りの緑地都市においては、区画やら緑との共生やらのコンセプト(言ってて吐き気がするが船酔いでは無い)はさほど遜色無い。じゃぁ何が違うんだ、というと先ずは日差しの強さかと思う。
白は白でより白く。緑は緑でより深い。まぁ緑に見える色の元が、肉厚な熱帯雨林の葉が放つ緑と脆弱な日本のそれが放つ緑では、根本的に違うんではあろうけど。
今一つは、志(こころざし)では無いかと思った。
美しい街に住みたい気持ちは強いけども、汚す事についてはあまり関心が無いように見受けられる日本。
かたや、全域に於いて禁煙を推奨(コレが愛煙家のワシには実に辛かったのだけれども)し、住民を挙げて街の美化に取り組むケアンズとではその差が
歴然として然るべきなのかも知れない。
如何に立派な都市計画の元に設計され、様々な美観都市を参考に街創りをしようとも『志』までを移植しなければそれこそ換骨奪胎。出来たてホヤホヤは美しいが、経年するにつれ落書きやらガムやらで汚度を高めていく日本にそれを求める事は不可能なんだろうか。
そんな事を考えていたら、少し寂しくなった。

ホテル

全室から海が見える、というのが謳い文句だけありテラス越しに見える水平線からの日の出は圧巻。これについては後編の写真にてご堪能あれ。

英語

気合いさえあれば、随分何とかなるものだと思った。
文法的に間違いの無いよう、綺麗に相手に伝えようと初日辺りは四苦八苦したものだが、所詮は大学受験の手慰みに覚えた程度の実力で、更に大学で研鑽を積んだワケでも無い。いわんや、それから10数年経ってるワケだから使い物になる筈がない(笑。
『Can I 動詞〜』にすると表現が軟らかくなって良いだとかアクセントがどうだとか。そんな事を気にするよりかは伏し目がちになるのを止めて堂々と、知ってる限りの単語を羅列する方がよほど通じる。しかし、ヒアリングはどうにもならんかった(爆。
そのヒアリングにしても、シチュエーションは今自分が直面している事それだけなのだから、使われる単語の幅もグッと狭まる。そこから組み立てて推察すれば、相手にゆっくり喋って貰う事を前提とすれば『皆目解らない』という事は無かった。知識が乏しいからといって引っ込み思案になる
のは損なんだなぁ、と。
勉強になった。

コアラとかカンガルーとか

抱っこして写真撮影する時に、コアラちゃんがコッチ向いてキスしてくれた!と嫁がのたまい、一人で有頂天だった。禽獣に意志が通じると思っているのか、阿呆め。