『同じ〜として恥ずかしい』は、本当は恥ずかしく思っていない

大物、または有名人の不祥事が起こると地域住民とやらが決まって切り出す上記フレーズ。
ワシ、こういう紋切り型のフレーズが大嫌いなんですよな。
野球中継見てても『いい当たりだ!打球はショートの頭上を越えてセンターへ…っとショート、ジャンプ一番捕球しました!!』とか。ジャンプ一番って何だよ、集英社の廻し者か。マガジンもサンデーも宜しくね!と言いたくなる。
類似して『今年の花粉は凄い』とか『今年の風邪はしつこい』とか。これらは既に季語に認定すべき代物なのかも知れませんな。正直飽きた。

で、標題の件。

あいつならやるかも…胸モミ議員、近所での評判は

8階建てビルの3階にある大田区西蒲田の地元事務所には、報道陣が詰め掛けたが、職員は不在のまま。近くに住む整体師の男性(38)は「さわやかなイメージだったので、びっくりした」と信じられない様子。通りかかった主婦(60)は「同じ区民として、恥ずかしい」と顔を曇らせた。

というのが正しい使い方。
因みに『同じ として恥ずかしい』の検索
結果。約3万3千件あるものの、サックリ流し読んだ限りでは本当に『恥ずかしい』と感じてそうなものは1%に満たない。大半は『皮肉』『あの人と一緒にしないで』という意味で使われているように思う。
日本語にはこういったえん曲な言い回しが多く見られるものの、こういう用例はなんだか鼻持ちならない気がして萎える。じゃぁアンタは区民として何かしたのか?と聞きたい気もある。えぇカッコすんな、と。本心から『同じ区民として恥ずかしい』とか『同じファンとして恥ずかしい』と思っているならば、普段からさぞや模範的な行動を心がけてらっしゃるんだろうなぁ、とも思ってしまう。


まぁ、同じ太乙住民として恥ずかしい!と思ったキャノンボールアレについて一言クサしたかっただけで思いついたエントリでした。しかし。同じ尉遅姓のHNを名乗る者ながら、あの思慮の浅さには頭が下がる。あれで32なんだからねぇ…某激闘アーガマのアレよりはマシなのかも知れませんが。
今回は実年齢、相手の方がガッツリと上なので手加減無しに叩いてみましょうかね。



今宵は此処まで。