マクドナルドでの思い出

ucchijou2005-02-15

「スマイル下さい」
ネタ元:everything is gone

他人がすでにやった事をパクって、得意げに開陳してると他所様からはこぉんな冷たい目で見られてますよ!って話。しかしワシの経験上、臨界点を軽く振り切ってしまえばこの限りでは無いという思い出話を一つ。
つか最近非常に思い出話の量が多いんですが、近々死ぬんですかね、ワシ。
今から遡る事十余年前、当時はまだ『百円バーガー』という試みが非常に斬新でした。いわば『ジュースが買える値段の相場でバーガーが一個食えるなんてすげ!デフレ万歳!!』という風潮が根強かったんですな。今ではバーガー80円>ジュース120円という、もうどっちが価値の高い飲食物なのか判然としない状況になっちまってるんですがね。
閑話休題
そこで馬鹿大学生14人が集まり『ジャンケンで負けたら百円バーガーを100個買いに行く』罰ゲームを開催していたんですよ。今でいう2ちゃんの突発OFFみたいなノリなんでしょうな。当時はそんなモンは無かったので、まぁそれなりに気合いが入った罰ゲームだったんですよ。えぇ。
んで、白熱したジャンケンバトルの後にようやく被害者の選定が終わる。しかし金額の負担までは少々酷だろうって事で100個×100円の計一万円÷13=700円強を出し合い、勇躍マクドナルドへ。またそんな時に限って店員さんが可愛いんですよ。この女性に合掌。

で、ただ買うだけならツマランよという事でどれだけキモく買えるかも評価の対象になったんですよ。ワシらの身内間では、評価の無い奴=使えない奴なのでここは必死なポイント稼ぎドコロ。

以下、店員との遣り取り。

店員『いらっしゃいませ、こんにちは』
男 『あの〜、あの〜、百円バーガーひゃっこ下さい(ひゃっこの部分は裏声)』
店員『あ…はぁ?』
男 『百円バーガーひゃっこ下さい(ひゃっこの部分は裏声)』
店員『え…っとあの、お作りする事になりますのでお時間がかなり掛かります…』
男 『(店員の言葉を遮り)いいです、いいです、イイで〜〜す!!!』
店員『…お持ち帰りですか?』
男 『いいえ、ココで食べましゅ』
店員『(この辺りでコメカミ青筋モード突入)お飲物はいかがですか?』
男 『要りません。ボク、甘いモノ飲むとオシッコしたくなるんです』
店員『はい!お会計一万円になります!(怒気を孕んだ声で)』
男 『ありがとう。』
店員『ではお作り致しますんで、番号札をお持ちになってお待ち下さい!』
男 『お姉さん、お姉しゃん!』
店員『はい、何ですか!?』
男 『………お姉しゃん、ブシャイク過ぎますねぇ。ウヘヘヘヘ…(ハナクソをほじりながら)』

──人類の腹筋を一度にブチ切る、大量虐殺兵器の降臨である。この時点で、ワシらは物陰からコッソリと様子をうかがうという行為を放棄しました。つか笑い声を我慢してたら確実に死ぬる。
以降

  • 白目をむきながらの反復横跳び
  • 返事はすべて『あい!』


などのバイオ兵器も飛び出す始末で手に負えない。

結局、次々と運ばれるハンバーガーを14人が飲み物無しで頬張るという、嘉門達夫の『ハンバーガーショップ』の歌詞を地で行く光景が繰り広げられる。内一人は胃けいれんを発症して表で嘔吐するが大勢に影響なしだった事、実行した男はコレが無ければスポーツ万能の男前だった事を付記します。

何が言いたいかというと、スマイル0円で陰口叩かれるよりも少年よ、大志を抱けという話。これが大志なのかどうかはワシゃ知りませんが。