元プロ野球選手の悲しい末期(まつご)

気分転換に『RSSリーダー』と『feed meter』なるものを設置してみました。前者はワシのよく行くBlogの更新がリアルタイムで分かるという優れモノ。しかし同一サーバではないBlogに対してはサイト名が表\示されない、と。意味ねー。後者は更新頻度と被リンク数で測る人気メーター。ほぼ最低ランクである現状、更新だけは何とか続けて行きたい、と思いを新たに致した次第。
****

【元ロッテ投手を強盗殺人容疑で逮捕 埼玉の女性殺害 】

近鉄VSロッテのダブルヘダーの先発投手なんですよなぁ…。

犯行時、複数の金融会社から計80万円の借金があり、利子分の3万円の返済期限が18日だったといい「借金を断られたので殺してでもカネを奪おうと思った」と話しているという。
小川容疑者は前橋工から青山学院大学を経て、84年のドラフト2位でロッテオリオンズ(現千葉ロッテマリーンズ)に入団。投手として92年までプレーし、通算21勝26敗5セーブ。88年にはパ・リーグ最多の204奪三振を記録し、オールスターゲームにも出場した。93〜99年は同球団でコーチ、00〜02年は編成部門に携わり、02年11月に解雇された。
球団解雇時に消費者金融などに1000万円以上の借金があり、03年4月に自己破産が決定。運送会社アルバイトなどを経て新聞広告を見て03年1月、廃棄物処理会社に入社。犯行時は営業部長を務め、今月20日に解雇された。

近鉄の激闘ダブルヘダーについては、下記参照下されば幸い。

近鉄が一番輝いた日(2004.2.5のエントリ)

恵まれた人生であったとは決して言い難いこんな終わり方は無いんじゃなかろうか。

ワシ、プロのアスリートに対して人格を求めるのはナンセンスだと思っています。メダリストやらプロ選手の中には、アル中や異常性癖者やらが混じっていておかしく無いと思いますが、それはそれと切り分けて考えるべきで。

衆目に触れる事が多いから襟元を正せ、という理屈はわからんでも無いがなんだかやっかみ半分で『スポーツマンは紳士たれ』を押しつけると、外面と本質の乖離が著しくなって崩壊してしまう人も少なく無かろう。売りであるハズのアスリートたる部分には何の欠損も無いのに、それでは悲しすぎる。

肉体の強靱さと精神の強靱さは全くの別物で、寧ろ反比例している事の方が多いんでは無いだろうか。当該の選手がそうであったかどうかは勿論定かでは無いです。しかし『奪三振王』という看板が、どこかで重荷になっていた事は想像に難くないと思う次第。


自分の本質には似つかわしくない過去の栄光。
自分の本質には相応しくない役職。
その役職は過去の自分に与えられているもので、今の自分自身にじゃぁ無い。
じゃぁ今、ここに居る自分には何が求められてる。
俺はどこだ。
俺はどこにいる?
………
……

たかだか齢三十の人間が口にするのは烏滸がましいとは思いますが、是非とも贖罪して社会に戻って頂きたい人物ではある、と思う。



今宵は此処まで。