消えゆくモノの美しさ。

弱い人間が調子に乗って深酒しちゃいかんよ、と思う。ワシの話ですがね。電車の中ではなんとかだましだましで胃の中を落ち着かせてたものの、この状態でバスに乗って帰ったんでは、揺れ加減によって我が腹中の浅間山がいつ大噴火するともわからん。公共の場で本日食したモノを公開するワケにはイカンので、泣く泣くタクシーに乗車。普段はメーターが上がる所をワンメーターで乗り切った事に幾莫か満足しながら帰宅。その程度で喜んでしまうほどに小市民化してしまった己にちょっとだけ涙。

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【野中、青木両氏を告発日歯連1億円献金隠しで民主党
http://www.asahi.com/special/nisshiren/TKY5.html

結局、橋龍に足を引っ張られるカタチで妖怪2匹が網に掛かった模様。滅び行く派閥の末期ってこうも醜く美しいものか、と思う次第。

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【大人のセンター試験
http://www.sourcenext.com/mail/

「大人の…」と聞いただけで『絵本!』と叫んでしまうあなたは人生の負け組。ここでは、滅び行く自分の脳髄に嘆く。本物のセンター試験ではこっ酷い目に遇わされたので、三十路の逆襲とばかりに勇ましく挑んだものの…半分も自信をもって答えられず。うん、脳は既に四十路を迎えたか。結果はメールで届く仕組みになっており、このエントリを仕上げている現時点ではメール閲覧環境が整っていない為に成績が分からないんですな。後ほど、本サイト掲示板の方にでも晒しておきます。

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【“バントホームラン"も再現したボーダフォン向け「燃えプロ」】
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/20380.html

>なお、当時プレイヤーの間で話題となった「バントホームラン」はオプションで設定できるようになっている。

あの珍現象を、二十年近く経った今もなお仕様と言い張るのかジャレコ。しかし、やはり燃えてしまうのが悲しいほどの名作。

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ライブドア堀江社長「女は金についてくる」】
http://www.zakzak.co.jp/top/2004_09/t2004090121.html

ほりえもん、消えゆく前に最後の線香花火ですか。

>極めつけは「人の心はお金で買える」の章で、「経済的に貧しくなると人間は狂気に走ります」と持論を展開。
>堀江氏によると、「金を持っているやつが偉い」のは当たり前なのに、農民や貧しい人の妬(ねた)みや恨みが積もり積もって、「商売人は汚い」とねじまげられたとし、「人間を動かすのは金」と結論付ける。

詐欺師の常套手段に

1)突拍子もない前提をブチ上げ、心を揺らす
2)特異な事例を、さも一般であるかの如く扱う
3)最後に語調や身振り手振りで、反意をねじ伏せる

というものがありますが、コレは典型。

>だが、日本証券経済研究所紺谷典子主任研究員はこう嘆く。
>「お金で人の心が買えるなんて、それは買ったつもりになっているだけ。お気の毒な方。>一流企業が『負け組』になるなか、心理的に追い詰められた人が救いを求めるように読んでいるのではないか。
>ギスギスした時代に、今こそ助け合うことが本当に勝つ道だと信じていますが…」

と激しく釣られてる方も。

ワシ的には、非常に一般論ながらも『言っていい事と悪い事がある』と。
書いてる事が『真実』であろうが『虚勢』であろうが、一向に構わない。それはそういうモンであろうと思うだけだし、取り立ててその事にワシの身の回りが急変する類のモノでも無い。
ただしそれが『事実』であるかどうかは、人間であり人間並みの寿命を持つであろうワシには見当の付かん話であります。人間の寿命で測れる程度のショートスパンで見解を出していいような話であるハズがない。
30歳で100億、という価値を前面に押し出して『これに追いつけるのか。愚民ども』という論調であろうな、と想像するんですがね。だったらアンタが稼いでるその100億は、明日になっても間違いなく100億なんですかねって話だ。そういう金と、純粋に数字の比べっこで優劣を論じて何なんだ、つうの。

趣旨がズレた。閑話休題

で、散りゆくモノの、間際の美しさってものについて思いを致したかったワケでした。
別れた女に何時までも未練を感じる心に似て、過去の記憶は往々にして美化されやすい。それに似て、この世から消え去ってしまうという事実を突きつけられて初めて『失いたく無い』と思う心が、それを美しく錯覚させてしまうというシステムは厳然として存在する-と言いたい。
敢えて深言するならば『無くなる事は、必然である』というごく当たり前の事実に、普段から目を背けすぎている結果としての現状への幼稚な撞着と換言出来るんじゃ無いかとも思う次第。




でもね、ほりえもんは消えてヨシ。