ソーラ・レイ?

【論議を呼ぶ「指向性エネルギー兵器」】

>檻に入れたニワトリなどの動物に向けて数十メートル離れた場所からレーザービームを発射する実験を行ないたいと考えている。
>すべて計画通りに進めば、ビームが作り出す電荷によって、ニワトリの鳴き声が一瞬のうちに凍りつき、脚や翼の筋肉が麻痺するはずだ。
>ただし心臓と肺は正常に機能し続ける。

人道的兵器、というお題目の下に正当化していずれは実戦投入、って事になるんでしょうがどうもこの「人道的兵器」って括りが納得いかん。命を危険に晒さない事が人道、という解釈に繋がっていってるんでしょうが安全と称されたさまざまな事が、後の研究で人体に深刻な影響を及ぼす等の弊害を指摘されたケースってのはレアじゃ無いんですよね。原子力発電なんて「最も安全でクリーンなエネルギー」って言われてたんだし。安全という言葉が確認出来てない部分に乗っかってるクセに人道兵器とはこれいかに。

>一方、ニューメキシコ州の米空軍研究所の研究者たちは、米レイセオン社と共同で『アクティブ・ディナイアル・システム』(ADS)という兵器を開発している。
>この兵器は、標的の人間の皮膚に含まれる水分子をマイクロ波エネルギーで熱し、敵を撃退するというもので、攻撃を受けた相手は激痛のため、すぐに逃げ出すことになる。

昔、何だかのマンガで『金属板で囲い、電磁波を照射して首都機能を麻痺させて云々』ってのを読んだ事がある。ARMSだったかなぁ。出典忘れ。で、記事を読む限りではその兵器も前述作中の兵器も「電子レンジ」の技術の応用だ、って部分では事実がマンガに追いついてきたのか、もはやマンガという分野は荒唐無稽ではあり得なくなってきてのかも、と思う次第。それこそ鉄腕アトムに代表される2足歩行ロボットだって実用化に現実味を帯びたところまで来てるんだし、クローンの話だってルパン三世とマモーの映画に出てきた段階では「んな事出来るかっつぅの」というレヴェルだったのが、人体実験さえクリア出来れば実用間近なトコロまで技術は追いついてるワケで。

ぶっちゃけ、戦争に利用してる段階で、どの口が「人道」という言葉を遣うのか。
駐留地で暴行犯罪を間断なく犯す米軍兵士に、いいオモチャが出来るんだなぁ。