映画化について。

近鉄ネタに偏っていたので、ちょっと別の毛色のエントリを。

【京極堂シリーズ映画化!第1弾主演は堤】

直木賞作家京極(きょうごく)夏彦氏(41)の人気小説「姑獲鳥の夏(うぶめのなつ)」が映画化されることが27日、分かった
>主人公の名探偵、京極堂こと中禅寺秋彦堤真一(39)が演じ、共演陣も永瀬正敏(37)阿部寛(40)宮迫博之(34)に加え、2役のヒロインに原田知世(36)など豪華な顔ぶれがそろう

うわぁ…すんげぇ微妙。

一応キャスティングとしては


と嵌めるそうです。申し訳ないが、木場修には100人中100人が違和感を持つんでしょうが(笑)はたと考えて『じゃぁお前の考えるベストの配役はなんぞや』っちゅわれると実際難しい。ま、木場修に宮迫は選ばんまでも、近いミスキャスティングはありそうな予感。以下、ワシの妄想配役。

    • 中禅寺秋彦》個人的には激しく山崎努なんですが、作中の年齢とのギャップが大きすぎるわなぁ…。で、まっとうに行けば田辺誠一か。でもこの人既に『巷説百物語』シリーズで御行の又一やってるのよねぇ。寧ろワシとしては『百物語』の配役がすんごい得心がいくキャストなのでコッチを是非映画化して欲しい所(山猫廻しのおぎんをフルスクリーンで見たいだけとちゃうんか、というツッコミは却下)ですわな。逆にコピー元の豊川悦司を嵌めるって線もある(笑)。実際、マシンガン的に喋る役は映画『Lie Lie Lie』での詐欺師が嵌ってたんで申し分無かろう。渋い所だと、椎名桔平辺りでも結構着流し着せれば嵌るんでは無いだろうか。華は無いけど。結論として「フロイトにでも聞くんだね」「この世には不思議なことなど何も無いのだよ、関口君」の台詞がカッコよく言えればそれでよし。(グダグダ)
    • 関口巽木場修に宮迫使う位ならば、ここで蛍原使っとけ。どうしようもない駄目っぽさ、巻き込まれキャラ、弄られキャラ、ブサイクさとビジュアル部分ではほぼ満点。あの陰鬱さをどこまで演じられるかはしらん。あとインテリっぽさと駄目っぽさを強調する意味で矢崎滋でも可。
    • 榎木津礼二郎》エノさんフリークとしては、ここのキャスティングに本木雅弘は絶対に譲れない所。あの奇天烈さと造形美術的な外見。及川光博ではあのペダンチックな作風には合わん。とはいえ、TRICK見てないから何とも言えんのだが、ここでの阿部寛でも怪演期待で意外とイケるのでは無いかと思い始めてきた。冒頭の勢いどこへやらで申し訳ない(汗)。しかし、本木雅弘のあの決して笑わない目で『僕は神だ!』は演技が介在してるようには到底見えず、正直怖すぎるかも知れん。18禁だわ。まぁ薔薇十字探偵社の名探偵を演じるに辺り、阿部も本木も薔薇繋がりであるという部分でも18禁(謎)。
    • 木場修太郎》例え月並みでも赤井英和だわなぁ。なんと言ってもATOKで一発変換だし(意味無)。粗暴かつ純情という部分に照らしても『東京エレベーターガール』での好演実績があって良し。ネタ元が古いのはご愛敬って事で。
    • 久遠寺涼子》原田知世で文句無し。寧ろ是非って感じで。しかしもう36なのかぁ。36だよなぁ……。

んで、調子に乗ってその他キャストも。

    • カストリ雑誌記者 鳥口君》柳沢慎悟(『うへぇ』が聞きたい)
    • 《待古庵》大杉漣(雰囲気だけですが)
    • 《中禅寺敦子》伊東美咲 (あぁそうですよ個人的趣味ですよ)
    • 《いさま屋》きたろう(防寒着姿で、首を竦めてる姿が似合いそう)
    • 《美馬坂教授》斉木しげる(たぶんこういうコクのある役は嵌ると思う。シティーボーイズ繋がりで連想したワケでなくて)

ただ、正直な所は原作の雰囲気を壊される位ならば実写化なんてして頂きたく無いんですが、監督が監督だけに今回は期待(いろんな意味で)。