愛着と、惜別と。

6/15日付近から件の合併話が持ち上がって以来、野球ネタには公私共に遠ざかってました。んでも一週間経った今も、公には内容が具体化することなく推移しているみたいです。

【具体案なし!12球団実行委が合併差し戻し】

老害同士の綱引きなんぞ、見たくも無い。反して、市井のファン間の議論はかますびしい様子です。

近鉄オリックス両球団の合併問題に関するまとめサイト
http://bluw.myfws.com/

オリックス大阪近鉄の両球団の合併に際しての私見(合併反対論)】
http://kos.homedns..org/~uzu/other/gappei.html

選手会は本当に「痛みを負う」提言が出来るのか?(近鉄オリックス合併問題)】
http://www.2log.net/home/h5sho/archives/blog320.html

このリンクの中にあるヤクルト・古田選手会長を中心とするプロ野球選手会の声明文。これが、真の意味での選手会の総意で導き出されたものであるならば、近鉄クソ営陣の放漫手腕が招いた今回の不祥事の中で唯一明るい材料ではあるワケですが。
ワシなんぞは穿った見方しか出来ない性格なので『メディア主導で今後の方向性を定められたんでは困る。メシを食いっぱぐれるのは我々なんだから、取り敢えずアクションだけは起こして釘だけでも刺しておこう』って意図に見えてしまったりもします。イヤな性格ですな、我ながら。



んで今回の騒動、一近鉄ファンのワシのごく私的な見解は……もう放っておいてくれよ、というもんです。
あっちこっちでなされる主眼をすり替えた権威の綱引き。
1リーグ移行への賛否両論。
何の愛着もなく、無意味に湧き上がる『失われるモノ』に対するかりそめの憧憬と執着。

…もうウンザリです。

個人的には、『近鉄バファローズ』という球団はワシの中では『型に嵌らない破天荒な球団』としてありました。
江夏の21球、10.19の対ロッテ戦ダブルヘダー、対西武戦でのブライアントの四打席連続HR……
これだけのドラマを産み出した球団は他にはありません。


バックスクリーン三連発?
あれは槙原がそういう投手だからです。

V9?
天才が一人、チームに居ただけの話です。

野武士野球
そういう撞着をもって接してきた球団が、レアレスティックな諸問題の波間に揉まれて。あげくにはクソ老害に『救済してやる』まで言われてまで存在する価値がいかほどにあろうか。今後、どんなドラマティックなパフォーマンスを見せてくれたとしても、その下地には『慈悲を以て助けられた球団』である事実がつきまとう。

そんな『バファローズ』は見たくは無い。潔く、野武士らしく、詰め腹を切ってみせて欲しい。で、コレを契機に1リーグ10球団にでもして日本球界生まれ変わりの礎になって貰いたい。
野球でメシを喰ってるワケではないので極論暴論なのは百も承知ですが………
ファンとしてこれ以上、痛めつけられる近鉄を見ていたくないというのは、本音です。