恐竜発見?

http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200403/sha2004031402.html

ポートモレスビー13日=本紙特電】恐竜の生き残りか?!パプアニューギニアラバウル近郊のジャングルで、古代の恐竜に似た巨大生物が目撃され、地元警察当局が捜索に乗り出した。
12日付の地元紙が伝えたもので、同国政府高官も捜索の事実を確認。怪獣は全長約3メートル、頭は犬、尾はワニに似ているという。(中略)
目撃情報をまとめると、恐竜は体長は3メートルで体重1トン級(推定)と巨大。頭部は野犬、しっぽはワニのようで、皮膚は灰色とまさに21世紀によみがえった恐竜だ。


との事。もうムキムキ興味をそそられるじゃぁないですか。UMAの類のニュースは後を絶たないけど、その後の続報が一向に出ないのは何でなんでしょうね。チュパカブラとかジャージーデビルとか。

まぁコレまでの件については『子供の悪ふざけだ』とか『○○の見間違いだ』『ねつ造写真だ』なんてオチがあったみたいですが、今回は何と言っても3メートルですからねぇ、他の何かと見間違いようが無いでしょ。パプアニューギニアに象が居るなんて聞いた事が無いし、村人全員で悪い薬使ってバッチリキマってたっつぅんなら話は別ですが。寧ろそっちの方がニュースになるかも知れない(笑)。
ま、この程度で大騒ぎするなんておめでてー脳みそしてんな、と思われる向きもあるんでしょうがワシ的には『見た事も無いモノは存在しない』ってのがあまり好きじゃ無いのです。お伽話めいた世界に片足突っ込む気は毛頭無いんですが、居ない、と言い切っちゃえばもうそれで話が終わっちゃうじゃないですか。居るか居ないか分からない、未知に対して考察を加える。てんで出鱈目な解釈かも知れないし、ひょっとしたら合っているかも知れない。答えが無いからこそ面白い。



歴史考察なんかも、何だか似てると思うワケです。出土品を化学分析して製作された時期を割り出し、過去文献に照らし合わせて当時の暮らしをおもんぱかる。その真実の回答を知っている者はこの世には居ない訳で、あくまでも文献と遺品のみがその価値を測る唯一の物差しで。そのくせ、解釈不能な出土品は『オーパーツ』で片づけちゃうんだから(笑)。古いから劣っている、新しいものほど優れてるってのは近代文明に生きる我々の“奢り”ってもんです。遙か数千年の昔に正確に365日の暦を刻んだ種族も居れば、加工困難な水晶で髑髏を形作った民族も居る。寧ろ我々がその時代に放り込まれたとしたら、その中で何の業績も残せないでしょう。電気の仕組みを知っていても、発電機の仕組みを知らなきゃぁ意味が無いんです。

vodafone三国志の戦術・戦略にも、この事が当て嵌まるんじゃぁ無いでしょうか?
『閣下!ここは足止め侵攻致しましょう!』
『殿!外交封鎖で延命を計りましょうぞ!これしかありませぬ!』

何ですかね、その『コレしかありません!』てのは。弱いんだから潔く散って、他の勢力に再臣従なんて選択肢は無いんでしょうか?
何ですかね、その『足止め侵攻』って造語は。自分の世界だけで通用する言葉をしたり顔で使うのが通なんですかね? で、案の定初めて軍議に参加する人から『足止めって何ですか?』って聞かれて、得意げに説明ですか。お前が捻り出した戦略かよ、それ。


羞じらいと嗜みって言葉、無いのかね。