強盗殺人の元ロッテ投手に無期懲役

阪神タイガースがリーグ優勝を決めた裏で伝えられたニュース。そのお陰で比較的扱いが小さかった事は、野球の神様の、少しだけ粋な計らいであったと思いたい。
養子であり、甘やかされた幼少時代を送ったという話がある。
過去の栄光に縋って生きる、弱い魂を持った男だと言う人もいる。
晩年は闇金融に手を出し、返済に苦しみ社内で預かった10万円に手を着けたという報道もあった。

奇しくも同期としてプロに足を踏み入れた嶋田宗・和田・正田の面々は同日、指導者として勝利の美酒に酔った。



才能は時として人を潰すのか。そうは思いたくない。10.19の近鉄vsロッテのダブルヘダー。あの投手が小川では無く荘や村田兆治であったら、あの名勝負はあり得なかった。実質、その1988年の成績が天井であったとは言え、小川のシンカーは近鉄打線に空を切らせ、阿波野のスクリューは高沢にスタンドへ叩き込まれた。明快な勝負付けであったと思う。

才能に喰われた、などと陳腐な意見を吐くのは容易いが、だからといってあの名勝負が嘘であったという事にはならない。我々のような意固地なファンの為にも、小川“投手”は罪を償って社会復帰すべきであると強く訴えたい。




今宵は此処まで。