天才という存在

北九州連続殺人の2人に死刑求刑

それでは、事件を振り返ります。
2002年3月、当時17歳の少女が小倉北区のマンションから逃げ出し、事件は発覚した。
少女は父親とともに、松永被告と緒方被告の2人に小学5年生の時から監禁されていた。
そして少女は恐ろしい光景をまのあたりにした。

96年、少女の父親は2人の被告に殺害された。
しかし被害者は、ほかにもいた。緒方被告の親族6人も2人に監禁されていた。電気ショックによる度重なる暴行、6人は、次々と殺害され、遺体は跡形もなく始末された。

物証に乏しく、自白もない中、立証が難しいとされていた状況が変わったのは、逮捕から7ヶ月後。
完全黙秘だった緒方被告が、「全てを話したい」と一転して全面自供を始めた。
これまでの裁判で検察側は、緒方被告の親族の殺害動機を、「金づるとしての利用価値が無くなったから」と断じた。さらに松永被告が親族同士に遺体の処理をさせるとともに、それを脅しの道具に使い、緒方被告に殺人を重ねさせたという構図を明らかにした。

聞かれたことだけを小さな声で素直に話す緒方被告の姿とは対照的に、松永被告は一貫して雄弁に無罪を主張している。



更に詳細を知りたいと仰る方はこちらへどうぞ。
北九州市の監禁・殺人事件


で、ナチュラルボーン・キラーとでも言うんでしょうか。昨夜の報道ステーションでこの事件の特集をやってたワケですが、移送時の終始ニヤケた顔に久々戦慄を覚えた。簒奪者の顔、というべきか『ならばお前は今まで喰ったパンの枚数を覚えているか?』というセリフが馴染む。

どんな分野にでも天才、というかその道に秀でた人間というものは存在するワケで、その中の一部がノーベル平和賞なり物理学賞なりを受けるんですが、そういう意味では『殺人の天才』というものが存在しても全くおかしくは無い。事実この事件、命からがら逃げ出してきた少女の証言が無ければ今も尚、発覚していなかったかも知れないのだから。

以下、何度も推敲した結果薄っぺらい文章にしかなり得なかったので割愛。



今宵は此処まで。