美女自販機から中国を読む

【上海にも「美女自販機」出現、アフロ系で勝負】

福建省生まれのデザインが上海に出るに当たってなんでアフロにせにゃならんのか、よく解りませんが。
さておき、この商品が誕生した所以が

無人自動販売機」は、ほとんどが人為的に破壊された。しかし、このたび登場した「有人自動販売機」は、硬貨を入れると中の女性が、必要な商品を手渡ししてくれるというシステム。
新自販機は、商品だけでなく、中にいる女性の容姿もはっきりと見ることが特徴。美女からジュースを受け取れるとあって、写真の男性も思わず顔がほころぶ。破壊行為防止と売上げ増の一石二鳥、「まさに究極の解決策だ」との声も。

という部分に依るそうだが、こんな国でオリンピックやって大丈夫なのか。
仕事上、中国との付き合いが薄いながらもあるワシの会社では年に数回、中国へ出張に出かける社員が居る。この前の飲みの席でその辺どうなのよ?と聞いてみたが、まずもって話にならんそうだ。
例えば交通情勢。
まだまだ車は贅沢品であるにせよ、タクシーの初乗りが200円を切るような価格形態であったり50万だせば大層立派な乗用車が手に入るなどで、市街地の交通事情はすでに麻痺気味である、と。
加えて交通ルールなどあって無いようなモンで、高速の入り口を入り間違えた車が、道路を逆走して戻ってきたりする。また、交差点での右折*1は信号がどうであれ常にOK。で、香ばしいのが「例え横断者が居ても、車はブレーキを掛けない」そうだ。
詳しく言えば、歩いている横断者にはブレーキを掛けて止まる。車に気づいて小走りに駆け抜けようとしている横断者には『もうすでにその場には居ない』とみなして減速無しで突っ切るそうだ。どんな思考だ。成田武雷庵かよ*2。しかも「運悪く」ひき殺してしまったとしても罰金刑50万程度でシャンシャンだそうで。車の価格=人間の命とはいかにも香ばしい。つか、中国政府の新たな間引き政策なのだろうか。サバンナを歩いてるんじゃ無いんだからさ、朝に自宅を出たっきり帰ってこない人も相当数存在するんじゃ無かろうかと邪推してみる。これが中国四千年のクオリティなのだったら、真似出来んよなぁ。

http://blog.yoshiko-sakurai.jp/archives/2004/08/post_143.html
http://blog.yoshiko-sakurai.jp/archives/2004/08/post_144.html
http://blog.yoshiko-sakurai.jp/archives/2004/04/post_111.html

櫻井よし子氏のblogに取り上げられているものを、ザラッと斜め読みするだけでもこんなに揉め事が起きているワケですな。
んで、ウヨサヨという話を抜きにした部分ででも、文化土壌の違う国家との意識の摺り合わせには、気が遠くなる程の努力と忍耐が必要なんだなぁと、漠然と。

*1:中国は左側通行なので日本的に言えば左折

*2:過去エントリ参照