大谷某のロングホーントレイン理論。

明けましておめでとうございます。
読み返して見ると、去年の更新は帰省ラッシュの愚痴オンパレードだったので今年は割愛(笑)。
しかし、blogのネタに出来るほどニュースを真剣に見ていなかったので特に更新するネタは無し…としては新年早々、開店休業blogの汚名を被るのは心外なので一つだけ。奈良幼女誘拐事件のマスコミ報道姿勢の阿呆さ加減について以下だらだらと。
一応、まとめサイトがこちら。ざざっと事のあらましを見ておくヨロシ。

【奈良女児誘拐殺人事件-オタクバッシングまとめサイト
http://www.geocities.jp/houdou_higai/

で、またぞろ大谷昭宏なんですがこのオッサン、いい加減に自分の守備範囲外の騒動に首を突っ込むのをヤメレと。記憶を辿れば、オウムだなんだらでいっぱしのコメンテーターとしての立脚点を得たのかとも思いますが、江川・有田界隈が最近パタリと見なくなった事を思えば、コメンテーターとして成功してる部類に入るのかなぁと。しかしワシには『取り敢えず何にでももっともらしい講釈を付ける、よくは解らんけども偉そうに見える人』ってポジショニングで仕事してる人、という感覚がぬぐいきれないんですな。コメントに『なるほど、我が意を得たり』と思った事がない。同じ極論家でも、花田紀凱の方がよっぽどマシ。
でまぁご多分に漏れず、大した下調べもせずに感覚のみで事件の真相に巣喰う闇(笑)にメスを入れた所、各所から火の手が上がり大炎上と化した模様。
嗜好が異常なまでに細分化したこのご時世に、何でもカテゴライズして一刀両断方式で問題を論じるのって、もう古いんですよな。先に論じたニートの話とか、各論をすっ飛ばして総論のみで突っ切れるような穏やかな時代はもうとうの昔に終わったと、なぜ気づけないのかこのジジイは。

で、案の定オタク→フィギュア萌え→ロリ属性→衝動を抑えきれずに犯行に及ぶ、という非常に安直な、横棒の無いあみだくじの如き分析に10点差し上げる。自らの軽薄な発言が電波に乗ると言う事を、もう少し自覚して然るべきじゃないんでしょうか。

上記の、2000万パワーズもびっくりのロングホーントレイン的短絡思考の危うさについて。(※ロングホーントレイン→http://niigata.cool.ne.jp/nakatomo/diary/2004/LongHornTrain.jpg

数学の論理証明手法を用いると

◎オタクならばフィギュア萌えである   (命題)→疑
◎フィギュア萌えならばオタクである   (逆) →正
◎オタクで無いならフィギュア萌えでは無い(裏) →正
◎フィギュア萌えで無いならオタクで無い (対偶)→疑

という様に、初手からつまずきを見せる。

日常会話にガンダムセリフを折り込むワシは、確実に狭義のオタである確信がありますからな。

◎フィギュア萌えであればロリ属性である (命題)→疑
◎ロリ属性ならばフィギュア萌えである  (逆) →疑
◎フィギュア萌えで無いならロリ属性で無い(裏) →疑
◎ロリ属性で無いならフィギュア萌えで無い(対偶)→疑

んで、ここで完全に破綻を来すんですな。
メンドイので以下省略。

つーか、勝手にラベリングを行った上で尚かつその特性の一部を抽出して、あたかも一般論であるかのように述べる事の愚かしさがここに露呈するワケでして、それを電波媒体の中でしたり顔で述べるこのオヤジの阿呆さ加減まで一気に噴出する、と。
ならば、だ。このタレ目オヤジのいかにも好色そうな顔をあげつらって

エロ顔→エロオヤジ→スカートの下に手鏡

というロングホーントレイン理論も成立しておかしくないだろうよ。
手軽にコメント付ける事をコメンテーターの仕事だとする阿呆に発言権を与えて、事前調査の内容の薄さを隠す上げ底報道についてこそ、実は大きなメスを入れるべきなのかも知れないんだよなぁと思う次第。諸兄は如何なもんでしょうか。

蛇足ながら、大谷氏のプロファイリングと妄想を混同したコラム。
http://homepage2.nifty.com/otani-office/nikkan/n041123.html

>報道する側も無機質なフィギュアになったようなむなしさばかりが襲ってくる。

手前ぇの事だよバーカ。