『激烈通信!カードバトラー』の話。

最近、auの携帯コンテンツ『激烈!カードバトラー』が熱い。
遊戯王』とかがジャンプで開始された時はもう既に『JOJO』しか読んでいなかったので、あんまりこの手のジャンルに対して造形が深く無かったんですな。つーか興味ねぇ、と。まぁゲーム好きの下地としてテーブルRPGの下地があって、実はそれが結構トラウマだったりもするワケですが大方、その界隈の部類のモノであろうとタカを括ってたんですよ。んなもん、幾らゲーム内で完結する仕組みを作っていても想像で補う必要のある領域が多けりゃ、ゲームマスターが居らんと捌けない問題もあろうよ、と。

んでまぁ三国志の傍らにちょいとコチラにも手を拡げてみたんですが…コレ面白れぇ。

基本的にワシはファンタジーベースのゲームに弱い傾向。んで運営サイドも公式HP見てる限りには非常に柔軟だし、システム的にも非常に整備されててスッキリ。ガンダムマスターVみたいに、不利な状況に見舞われたらアプリリセットかましてハイサヨナラをすると相手側の判断の許に一票投じられる。するとHNがゲーム内の『ゲーム放棄者の書』で晒される仕組み。電波の悪いところでプレーした時も同様の裁きが下るところに若干引っかかりを感じますが、説明書に『電波の悪い所ではやるな』と書いてるんだから、やるな、と。まぁ三国志の某有名人みたく「ゲーム内でやれる事は、悪いと定められてないのだから全てリーガル。だからガッツガツとアプリセやって高得点ランキングに常駐しますよ」という自己中満載のメールを1,000文字ぐらい送ってくる奴らに眠たいゴタクを並べさせないこのシステム。うーん、美麗。で、そこで獄門磔の刑に処されてるのが《38勝2敗 放棄回数36回》等。センスねぇ〜。

ゲームバランス、としては非常に整ってるとは思うんですが、界隈で問題になってるのが【妖精族の突き抜けた強さ】。攻撃スピードが速いので、殴り合いの展開になると半ターンの差で負けてしまう。んで、魔法攻撃も結構強い。しかも一発逆転技の発動率が異常に高い。
ワシは魔族ベースでやってるんでさほど「勝てねぇ」感を感じないんですが人間族、機械族でプレーしてる人はタマランのだろうなと。下手すりゃ一回も殴れないままシャットアウトとか。
中でも最凶とされているのが「ウィンディーネ」。速いし、一発が重いし。んでプレイヤーの中には節操なく「ウィンディーネ×五枚」で編成組んでたり。切ねぇなぁと生温かい目で眺めながら、こういう問答無用の強さを欲するのは人間の根幹の部分かも−と思ってみたり。ブッシュとか。使いこなせるだけの器量が無いと、力に溺れてしまいますよと。バランス調整喰らったらみんなとマトモに勝負出来ないぐらいに、腕がニブっちゃいますよと。
偉そうなクチをきくワシはというとレアカード二枚を編成してガンガンとフェアリースイープ。審判者ケプロミ強えぇ。で羽付きの奴らを墜としていく姿はさながらベルセルク・断罪の章〜ロスト・チルドレン〜のガッツみたいな。一番大人げないのはワシでした、というお話。