息継ぎ。

最近はvodafoneゴクシ絡みのエントリが続いたんでここらで一息。つーか、ゴクシ絡み以外の人にどれだけ読んで頂いてるか甚だ疑問ではありますが、そこはさておき。

【「7、8人で自殺は新しいよね」ネット心中の女性、数日前に漏らす】

なぁ皆さん、命ったぁ何なのでしょうかな。

秩父署の調べでは、この女性以外の自殺者は、就職などで悩みを抱えていた人が多かった。
佐賀市の無職女性(20)は高校卒業後、定職がなく悩んでいた。自宅でインターネットに浸り約1カ月前、自殺をテーマにしたサイトをのぞいているのを母親(53)が見ていた。
>埼玉県所沢市の無職の男性(20)も定職に就いていないことを悩み、北海道に住む両親に相談していた。
大阪府東大阪市のアルバイトの男性(20)は、2年続けて大学受験に失敗。父親は署員に「4月から様子が変だった」と打ち明けた。

オッサンの視点からすると、20歳ソコソコの小便臭いガキに人生の何が解るんだっちゅう話でね。ハタチの思索の成熟度だとか世界観を否定するつもりは毛頭無いし、当然ながら個人差もあるし一緒くたに論じるコトは出来ないと思うんです。ただ、少ないデータベースではじき出したにしてはあまりにもダイナミックな結論では無いのかね、と思う次第。つーか死んだらチャラとか、死ねばいいとかいう生っちょろい結論が至高のモノであると位置づけるその意図がわからん。その時点で、世の中見据えてねぇんだな、ていう先入観を持ってしまうんですが、どうか。

日本固有かどうかは詳しく知らないんですが、輪廻転生という思想。これがベースとなってさらに都合の良い部分のみが抽出された結果として、何だか『死』に対する感覚が凄く希薄になってるのかも知れませんな。死んでも終わりじゃない、みたいな。リセットボタンじゃねぇんだっちゅうの。あと、火葬と土葬の違い。今でもワシの嫁の田舎なんかは一部土葬の風習が残っていて、マンガでしか見た事のないような棺桶担いだ葬式行列ってのが実在するらしい。今ではペダンチックとしか受け取れない光景ですが、やはりそれを目の当たりにするコトが多ければ必然『生死観』みたいなモノに影響がある。死んだら、埋められる。そこで永遠に。まぁ軽くは無いですよな、それって。どっこい火葬の風習てのは真逆で、死んだら灰になる。その直接の場面には出くわさなくて、葬儀場の外から煙が立ち上るのを見上げるだけでね。コトが終わったら、やけに小さく感じる骨壺と位牌が渡されて。その人が死んだ実感が希薄で、明日ひょっこりスーパーで出くわしても普通に挨拶出来るんじゃねぇのかなと思うぐらいに、軽い。必然、現実とイメージの乖離を埋める作業が優先されて、死ぬってコトが何なのかに思いを致す暇もなく現世の忙事に埋没していく。

これって正しい生死観なんですかね。

まぁ死者に対してどうこういうつもりは無いですが、生まれた時代が悪かったとしか言いようがない。でも、自分の息子や娘には間違ってもこんな考えを持って欲しくないですな。少なくとも、人生最後の判断を『検索』に頼るなんてね。切羽詰まってたとしてもそれはイカンだろ。プロセス無視して、結果の集積だけをピックアップされたデータベースの世界が一番信頼出来る世界。頭のいい子供が育つハズがありませんわな。つまんねー。



【失業者でもフリーターでもない若者達ニート急増が問うもの】

くどいぐらいに言う。何度でも言う。
『下らねぇモノに名前なんて付けんじゃねぇ!』
職にも就かず、目的も持たず。アルバイトもしてない俺はフリーターでも無い…ん、ニート?そうか、俺はニートなのか。そっかそっか。
このプロセスが世の中の何の役に立つっつーんだよ馬鹿マスコミ。阿呆だろお前等。

>国側がフリーターやニートに関心を寄せるのは、将来の税収減や年金制度の破綻(はたん)が心配されるためだ。しかし、玄田さんが注目したのは、「大人自身の考え方や生き方を問う存在」だからだという。

だったら手前ぇの存在意義を疑え、この無産階級者どもが。