「既知外」との「違い」

【長崎12歳関連記事】

ん〜。話題としては全く旬を過ぎているんですが、目についたので多少思う所を。
ハムラビ法典の『目には目を…』の精神を21世紀の世の中に持ち込むのは如何なモノか、はたまた少年法の在り方と成人が未成年を“裁く”事への欺瞞等々。結構この事件に包含される問題は大きく、マスコミ口調で表現するならば『現代社会の抱える病巣』の展示会じみたモンだと思います。その辺の議論はさておき、スポットを当てて見たいのは【殺人者】【被害者】【遺族】との差は何なんだろう?という部分。

例えば極端な話。全く面識の無い二人が駅のホームに立っていました。一方が他方の背中をポンと押せば、その人は【殺人者】で、押された方は【被害者】一方の家族は【遺族】になる訳ですが…つい数秒前は、こういったカテゴリ分けの中ではこの三者は全く同一の扱いであったワケです。では違いは何か?『押した』か『押された』か。
これだけです。
全くもって微々たる違いですね。寧ろ同一と言って良いほど軽微な差です。

『魔が差す』と言う言葉があるように、その時が訪れれば、人はそのどちらにも成りうる。これはよくよく考えればこれは非常に怖い事です。TVで漫然と眺めている
ニュースに出て来る○○容疑者、被害者の□□さん。そのどちら共に対しても、普通に日常生活を送る我々との明確な線引きは実は、存在しないのです。勿論【遺族】とも。

  • カッとなってやった
  • ムシャクシャしてやった
  • つい出来心で

この3つの感情を、体験した事の無い人など希有であろう。
それこそ聖人君子じゃあるまいに、ね。

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閉ざされたblog−というのは変な仕組みですが、今お借りしてる2beeには純正トラックバック機能が搭載されてないので多少致し方無い部分もあります。替わりにリンクログ機能ってのがあるんですが、これもCOCKIEを有効にしたまま他blogを訪れると自動的にリンクされちゃうシロモノで、なんだか罠に掛かった気になってしまいます(笑)。あまり使いやすい機能では無いですね。寧ろ写メール日記として使用するのが正しいのかも。

まぁトラックバックがあっても引っ張ってきたい記事が無いので意味が無いんですがね。サーバー内の他のblogを見ても「遊園地行ってきたよ〜」とか「彼氏に買って貰った指輪♪ フフ」って。知らん、ちゅうねん。

でも、他サーバーにはそれこそ星の数ほど「読み応えのあるサイト」ってのはゴロゴロしてるもんです。最近の若者は本を読まなくなった、って年寄り固有の嘆き節が聞かれますがオッサン連中に「最近」の何が解るものか。どうしてどうして、立派な文章を書く人はたくさん居ます。PCをお持ちの方は、是非ウロウロしてみて下さい。

さゆりタン(*´д`)ハァハァサイトとかは無しにね(笑)