痛恨…。

三国志で、少々鬱な事件が有りました。
君主の退会です。
私としては、度重なる他武将の「軍事が遅い」「一貫性が無い」等の不満を一手に引き受けるつもりで、以降に同様の意見が繰り返される事の無いよう少々厳しめに意見を申し上げたのですが、どうもそれが負担になったみたいで。
最期の言葉が「私にはこの軍団を纏める事は出来ません…」でした。オイオイ、ちょっと待ってよ…てのが素直な感想なんですがね。本当に愛想が尽きたなら、ぶちまけて下野してますよっての。
それをしないのは陣営に愛着があるからで、この陣営で統一したい!って気持ちが強いから。それを「纏める」と言う言葉に隠された【無理強い・我が儘】って括りにされたら、それこそ切ないんですよ。
前々から述べている『君主たる器に無い者には、君主を演じ切る事は出来ない』って話と多少リンクする所が有るんですが、やっぱりリアルに負担が大きいって事が分かっていながら、やってみたかったから君主をするのは罪だと思う。で、そういった苦悩を分かっていた上で君主をヤルと言い切った人を支えきれないのは、傍臣の無能だと思う。

会社勤めしてる人なら分かると思うんですが、部下が上司を突き上げない会社。上司が部下を絞らない会社。こういった会社に先は無いです。
部下は、上司を突き上げる事によって会社の仕組みの矛盾を暴き、その生産活動をより円滑にせしめようと努める。
上司は、部下をギュウギュウ絞ることによって会社全体の生産能力の底上げを図る。
『成功』と言うのを『統一』に置き換えるならば、この図式は至極当然な仕組み、というかこういう構造にならざるを得ない。だって初めから完璧な仕組みなんてのは存在しないんですから。そこを、人間が試行錯誤するから当然、迷いも生じる。目的が統一ではなく、交流に重きを置くならば…マッタリやりましょうよぉ!でシャンシャンな訳で。

今回の出来事を真摯に受け止め、部下の突き上げに耐えきれなかった上司、という図式よりも『上司を補佐しきれなかった無能\な部下』という図式に嵌めて、素直に反省の糧としたいです。