三国志界隈についての一考察


諸事情によりTB打つのは控えるんだけども、ちょっと典型的な症状の患者さんが出た模様なので某T氏のエントリに反応してみる。

他者掲示板での自陣営勧誘について


行為自体は、まぁ灰色に近い白であってケースバイケース、と言わざるを得んのだろうけど。ただしこの度の案件は任意の掲示板に書き込んだ人間同士の、いわゆる『横レス』的な部分での勧誘であってマナー・モラルという範疇で語られるべき事案なんだろう。
ゴクシ界隈はどうもローカルルールという概念認識がなく、この程度のネチケット無視なんてのはゴロゴロと事例が転がってるワケなんだけども、堅苦しい雰囲気*1無しに是正させる事は非常に困難なんだと感じる。
展開して考えるに、『横レス』にて勧誘する事にためらいが生じる理由、というものを感じる事が出来ない【リテラシー】の低さがひとつにはある。
この部分の是正、となると各個人自身による自己啓発・啓蒙無しには上積みがのぞめない。なので、ゴクシ・コミュニティ内部でのリアル名声が高まる事に比例して、階段の踊り場よろしく、【リテラシーの向上step】が必要とされるべきであろう。
逆に、リテラシーの低いプレイヤーでもゲーム内部での活躍だけで、界隈のコミュニティでも幅をきかせられる風潮。ここいらが問題なんではなかろうか、とは思う。
思うついでにもう一節駄文を書き連ねたい。
ゴクシ・コミュニティに棲息する面々には、特にWebにまつわる造詣に浅い方が多いという傾向がある。所詮、携帯電話をベースにしたネット・コミュニティから派生するコミューンであるが故に、底が浅くなってしまうのは充分に理解出来る。
出来るんだけども、なぜそこから一歩踏み込んだ所でのコミュニティを図ろう、としないのか。ここに【off会】という構図が浮かび上がってくるんだけども、これは後述する。

ステップをすっ飛ばして告白してくる行為について


これは当該blogのコメント欄でも述べさせて頂いたんだけども、もはや『戦国風味出会い系サイト さん☆ごくし(有料会員は月額300円)』となっている昨今の状況下で、女性プレイヤーが告白を受けてしまう事自体については、防ぎようがないかもしれない。防御策としては、リアル性別とは逆のプレイヤーを演じるぐらいしか効果は期待できない。
因みに。時効だから白状するが、過去1度だけ、某ツルミプレイヤーを釣る為にネカマとしてチャットに突貫した事がある。結構長い時間参加していたのだけども、意外にバレないもんですな。自分のスキルに感心した。一番ビクビクしたのが某C氏の未来の伴侶・H氏が参加してきた瞬間で、さすがにリアル♀にはバレちまうか?と思ったが何事も無かった。隠し通しておくのもなんなんで、このドサクサ紛れにゲロしておく。何が言いたかったかというと、多少の会話スキルを有しておれば、限定されたコミュニケーションの中で複数の相手の目を眩ますのはそれほど難しくない、という事。
閑話休題
ステップを飛ばして、という部分に着目してみたい。この場合におけるリアルとネットの違いは空気が読みにくい、という部分に集約されるのだろうけども、ここで普通の人よりも最初の一歩を『踏み込み過ぎる』人種は、確実に存在する。
『パーソナルスペース』という概念がある。詳しくはhttp://d.hatena.ne.jp/mongkang/20060512 のエントリをご参照頂きたいのだけども、要は人間には近づかれすぎるとストレスを感じるテリトリーが存在する、という考え。これについてはWebであれリアルであれ大差ないのではなかろうか。Webだから、といってそこの部分をすっ飛ばして告白するのは、類推予知の能力に著しく欠けていると言わざるを得ない。
言わざるを得ない、のだけどもその行為自体に罪は無いんだと思いたい。『好きだ』という想いは本当であるのだろうし、それがWebを介して知り合ったのか、行きつけのコンビニの店員さんであったかの違いであって。実際問題『アンタにアタシの何が解るのよ!?』と言ってみた所で、じゃぁリアルで付き合う事の前提に相手の事をつぶさに知っている、という条件設定があるのか?という話。解らないからお付き合いして理解を深める、という構図そのものにはいささかの誤謬も無いはずである。
ただし。前述某T氏の言わんとする所の『リアルでの距離をどーやって埋めるつもりなのさ?』という指摘は至極ごもっとも。恐らく「童貞卒業してー!!」という妄念が邪魔して、そこまで考えが回っておらんのでしょうよ(笑。

総括


某・緑のおっさんが提唱した『時空』という括りはゲームの初期活性化に大きく貢献し、そのコンセプトは機種の垣根を越えてi-modeauにまで敷衍していったのだけども、しかしその一方では『時空』独自の特色を出すなどといった形に発展するのではなく『時空』毎のカテゴリーでネチネチ睦み合う、収斂しか産み出さなかった。それは不幸であるのだけども、その辺りを助長したのが先述した【off会】であった、と結論づけてみる。
要はリテラシーが低い者同士でそんな事やっちゃいかんかったのである。
勿論、off会という考えを導入し、プレイヤー間のヨコの繋がりを深めてコミュニティの底上げを図る、と考えたのは高いリテラシーを持った人々であったのだけども、その繋がりのエッセンスだけを求めたoff会の乱立、その結果生じたoff会参加者と非参加者間に横たわる温度差を埋めきれなかった。ここが、ゴクシ出会い系サイト化への重要なターニングポイントだったのではないか。
敢えて『だった』と過去形で論じる背景には今更どう手を加えようとも「これはもうだめかもわからんね」状態であるからで、もしもこの状況を打破する気があるのならば、それこそ抜本的な改革に着手する必要がある。ベクトルを向けるのは「ゴクシ人口増加に向けた、オープンな環境整備」ただ一つである。
手法の1つは、かなり以前からワシが提唱しておりました「時空棲み分け計画」。そしてそれに付随する「時空運営という考え方」「システム重視からコミュニティ重視へのシフト転換」。この3本立て。んがっぐぐ。
この辺りについては、反響があればまた書いてみたいと思う。末尾になりましたが、某T氏、ご愁傷様ですな、ホント。。。。
今宵は此処まで。


  generated by

*1:(苦笑)とかに類する顔文字込みの釘刺しレス