くんほう様…?

自己治癒能力を持った謎の生命体「太歳」を発見か 中国ネタ元:X51.ORG

以下記事抜粋。

《前略》
現在物体の調査に当たっている中山大学生命科学研究所員らによれば、物体は薄黄色に黒い斑点を持ち、長さ縦30cm、横15cm、高さ15cmの丸い形で、重さは2kg前後である。
底部は平たく、表面には一つの小さな穴が空いている。内部はおそらく表面と同じ薄黄色の物質で構成されており、何ら異物らしきものも見られない。また表面に力を加えると、すぐに元の形を回復し、表面を傷つけた場合にはネバネバとした粘液のようなものが滲みだす。
更に水で洗おうと試みたところ、内部に水を吸収することなどが明らかになっているという。
《中略》
またこの物体が言われるところの「太歳」かどうかは依然として判明しないものの、「太歳」は中国においては古くから知られており、茶色や白、黄色、あるいは黒い「太歳」があると言われている。
またもし本物であるならば、例えば細胞などといった何らか生命であるという証拠が発見出来るはずである、と研究者達は話している。
《後略》

こういう衝撃的な第一報があるものの、続報はほぼ皆無になるのが中華クオリティ。
リンク先を読むと、発見した下りとか村の長老に相談したりとか、二十一世紀のご時世にホントにこんな事してんのかよ、と思わなくもないが『中国ですから』の一言で何だか納得出来てしまうのもクオリティ。

エントリに仕立てる為にwikipedia博士にお伺い立てたんですが、すでにリンク先でも引用してくれてたんでプチショック。でも折角調べたんで一応リンクと内容抜粋だけ貼っておきますね。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%89%E5%BD%A2%E8%8F%8C

変形菌は基本的には食用にはならないが、1992年に中国陜西省で25.5kgもある巨大な変形体が発見され、試食してみた人の「生ではバラのような香りがし、焼けば肉のような歯ざわり」という発言が記録されている。 また明代の中国で16世紀に書かれた医書本草綱目』の中の様々な動物の薬効をまとめた巻において、「太歳(タイスイ)」と呼ばれる土中から見いだされる肉塊のような生物が記載されているが、これは現在では変形体の塊と考えられている。

かつて南方熊楠が深く興味を抱いて研究をしたことで有名であり、昭和天皇も一時関心を持って研究を手掛けた。南方が和歌山県で採集した標本に基づいてグリエルマ・リスターによって新属新種として記載されたミナカタホコリMinakatella longifila G. Listerは南方に献名されている。昭和天皇那須御用邸付近を中心とする採集標本からも数多くの新種が記載されており、服部広太郎の「那須産変形菌類図説」に結実している。

南方熊楠、そーいや週刊ジャンプで一時期連載してたよなぁ、とぼんやり思ったワシの脇から加齢臭はまだしていません。
つーか粘菌喰うなよ、中国人。




今宵は此処まで。