さあ、ゲームの始まりです

最早懐かしいフレーズになりつつある標題。
さておき、livedoorとフジグループのバトルが熱い。熱い、熱い、熱くて死ぬぜぇ〜という懐かしのフレーズ第二弾を織り込みつつも、事の推移を見守っていく所存です。
ただしワシ、経済に関してはズブの素人がハナクソをほじりながら左手で書いた文章ですら解読困難、なぐらいの浅薄な知識。なので知らない単語を調べながら、気づいた事を記してみます。
で、先日のフジ側乾坤一擲の策が『新株予約権*1行使によるニッポン放送へ3千億円増資計画』。ライブドア社(以下LD。なげぇーんだもん)の持ち株比率を、器の大きさを拡げる事で薄めてしまうというものだそうで。
で、実はこの策は商法に抵触するおそれ*2があると。この辺の詳細については猫の法学教室様を参照されたし。三流法学部卒程度の語彙・学習量では全然説明が足りんので。

で、市井のココまでの流れを見守った意見がコチラ。

【合法だよ派】

 ├2002年4月の商法改正によりポイズンピル*3が認められてるよ派(現実派)
 │
 ├とりあえず堀江はネクタイしてこい派(サラリーマン派)
 │
 └そもそもほりえもんが増資って言ってたじゃん派(意趣返し派)



【違法だよ派】

 ├ポイズンピルはあくまで事前措置なのでこれは違法だよ派(後だしジャンケン派)
 │
 ├フジは差し止め覚悟でライブドアの増資に牽制しているよ派(権謀術数派)
 │
 ├これが認められたら資本主義の崩壊だよ派(規制緩和派)
 │
 └とりあえずほりえもん頑張れ派(判官びいき派)

図表は「ふっかつのじゅもんがちがいます。」様より引用。

むぅ。オトナのマネーゲームはルールが複雑ですな。ゲームマスターが要るんじゃ無かろうか。

さて、ここまでのマトメ。本気汁の量を計りあぐねるNET+TV+電波のメディアミックスを目論むLD、そして実質子会社が本体の株式を大量保有してるという逆転現象を放置してた部分に付け込みガッツリやられてオカンムリ。という構図なのか。

思うのは『金だけで何でも出来るという風潮は良くない』と吹いた日枝氏が金だけで逆転のホームランを放ったという光景なんですよ。怪物のやる事は豪快ですなぁ。若造がオレに盾突くならば、少なくとも仁義切れやコラ。つーかまずそのシャツ止めれ、不愉快!という論調と、うるせージジイ。手前ぇみたいなのがウロウロしてっから俺らは仕事が遣りづれーんだよ、引っ込めタコ。つーか放送媒体は無風って思いこんでるその風情がすんげぇ気に喰わねー!という論調のぶつかりあいですか。

ココまで調べるのに実は3時間以上掛かってたりする、経済知識無さ過ぎなワシ。
またもうちょっと勉強して、ココで整頓してみます。

あ、情勢や経済に詳しい方、クソミソにツッコミを入れて頂くと有り難いです。


今宵は此処まで。

*1:あらかじめ決めた価格で、株式を取得できる権利のこと。日本では役員や社員に自社株を付与するストックオプションなどの利用に限られていたが、02年の商法改正で自由化された。敵対的な企業買収に対抗する策として、買収される会社が買収する側の株式買い占めにあわせて新株の大量発行で総株数を増やした場合、買収側の持ち株比率が下がって「株式を希薄化」し、買収意欲をそぐ効果があるとされる。

*2:商法280条の10:会社が法令若しくは定款に違反し又は著しく不公正なる方法に依りて株式を発行し之により株主が不利益を受くる虞ある場合に於いてはその株主は会社に対し其の発行を止むべきことを請求することを得――という条項

*3:ある企業がTOBなどにより乗っ取られそうになった場合に備えて、買収者以外の株主に新株予約権等/買取請求権を与えること。乗っ取り工作が仕掛けられた段階で新株を大量に発行し、買収株の割合を希薄にし、買収者の経営権取得を困難にする事を目的とする。商法上の株主平等原則などとの抵触が問題とされるが、M&Aの活発化に関連して導入の是非が議論されている。はてなキーワードより